中古車の売買トラブルの多くは、車そのものではなく「お金の払い方」に落とし穴があります。どんなに車の状態を入念にチェックしても、支払いの段階で油断すると、お金だけ支払って車が手元に届かない、あるいは架空の車両情報にお金を振り込んでしまうといった被害につながりかねません。ここでは、詐欺に悪用されやすい支払い方法と、安全に取引を進めるための具体的な方法を紹介します。

詐欺師が好んで使わせたがる支払い方法

詐欺の被害報告に共通して出てくるのが、以下のような支払い方法です。これらを要求された場合は、たとえ相手が親切で信頼できそうに見えても、一度立ち止まって考える必要があります。

これらの支払い方法自体が絶対にすべて詐欺というわけではありませんが、車を直接確認しないまま、あるいは相手の身元がはっきりしないまま求められた場合は、詐欺のリスクが跳ね上がると考えてください。

比較的安全とされる支払い方法

完全にリスクゼロの支払い方法は存在しませんが、以下の方法は追跡性が高く、トラブル時に対応しやすいという特徴があります。

支払い前に必ず確認したいこと

支払い方法を選ぶ前に、そもそも相手や車両が信頼できるかどうかを確認することが最も重要です。

支払い時に見られる危険サイン

次のような状況が一つでも当てはまる場合は、取引を一旦中断し、冷静に見直すことをおすすめします。

不安を感じたときの対処法

取引の途中で少しでも違和感を覚えたら、支払いを一旦止めることが何よりの防御策です。すでに振り込んでしまった場合は、速やかに自分の銀行に連絡し、組戻しや取引停止が可能か相談してください。連絡先や口座名義、やり取りの記録はすべて保存しておき、必要であれば警察や消費生活相談窓口にも相談しましょう。

また、取引前の下調べとして、この種のサービスが提供するナンバープレート照会や口コミ情報を活用すれば、過去に同じ車両や出品者に関する不審な報告がないかを確認できます。安全な支払い方法を選ぶことは、良い車を選ぶことと同じくらい、安心して中古車を手に入れるための大切な一歩です。